auPAYを利用している方は要注意!南元貴という男がauPAYを悪用して、架空の取引を繰り返し、およそ1億7000万円分のポイントをだまし取ったとして、警視庁は南元貴(みなみげんき)容疑者ら6人を逮捕しました。この事件の背景には、南元貴容疑者がSNSで「ポイ活」と称して仲間を募集していたコンサルティング会社の代表という正体がありました。この記事では、南元貴容疑者がauPAYでポイント詐取事件を起こした経緯や、ポイ活の名目で仲間を募集していたコンサルティング会社の代表という正体について詳しく解説します。
南元貴容疑者とは?
南元貴容疑者は、東京・千代田区のコンサルティング会社の代表です。37歳の男性で、自称「ポイ活の達人」です。ポイ活とは、ポイントを貯める活動のことで、キャッシュレス決済を利用することで、還元ポイントやクーポンなどの特典を得ることができます。南元貴容疑者は、SNSでポイ活の情報やノウハウを発信していました。また、ポイ活の仲間を募集していて、多くの人が南元貴容疑者のファンになっていたのかもしれません。
南元貴容疑者がauPAYでポイント詐取事件を起こした経緯
しかし、南元貴容疑者は、ポイ活の名目で集めた仲間に、自分の会社から商品を購入したように見せかけて、auPAYで支払いをさせていたのです。auPAYはKDDIの電子決済サービスで、スマートフォンで簡単に支払いができる便利な機能です。auPAYを利用すると、auのスマートフォンやタブレットで、コンビニやスーパーなどの店舗でQRコードやバーコードを読み取って支払いができます。また、auPAYにはポイント機能もあり、支払い金額の一部がポイントとして還元されます。さらに、国のキャッシュレス決済ポイント還元制度なども利用できるため、消費者にとってはメリットが多いサービスです 。
南元貴の会社は、「合同会社スマイルファクトリー」という古物販売会社として登録されていましたが、実際には商品を販売していませんでした。南元貴容疑者は、架空の商品をauPAYで購入することで、還元ポイントを得るという手口を繰り返していたのです。また、auPAYはスマートフォン1台につき1アカウントでポイントの換金額の上限が月2万円に設定されているため、1人につき100台近いスマートフォンを使っていたということです 。
警視庁によりますと、南元貴容疑者らは2020年3月から2年半の間に、auPAYで276億円以上の架空取引を行い、還元されたおよそ1億7100ポイントをだまし取った疑いが持たれています 。警視庁は、南元貴容疑者らがほかにも数十人と総額700億円にのぼる架空取引を繰り返していたとみて捜査しています。また、南元貴容疑者が他の決済サービスでもポイントを騙し取っていたと見て調べています 。
auPAYを利用する際の注意点
auPAYは、国のキャッシュレス決済ポイント還元制度なども利用できるサービスで、消費者にとってはメリットが多いです。しかし、このような詐欺事件が発生すると、信頼性や安全性が損なわれる恐れがあります。auPAYを利用する際は、注意深く確認することが必要です。また、SNSでポイ活の勧誘を受けた場合は、疑ってかかることが大切です。架空取引に加担してしまうと、自分も被害者になるだけでなく、加害者として逮捕される可能性もあります。ポイントを貯めることは良いことですが、正しい方法で行うことが重要です。
まとめ
この記事では、南元貴容疑者がauPAYでポイント詐取事件を起こした経緯や、ポイ活の名目で仲間を募集していたコンサルティング会社の代表という正体について詳しく解説しました。auPAYを利用する際は、詐欺に注意してください。また、ポイ活をする際は、正しい方法で行うようにしてください。
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