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【みんなのギモン】アマゾン配達”過酷”な現場「危険運転を強いられる!?」

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ネット通販で注文した商品が届かない、到着が遅い、商品が破損していた…そんな経験はありませんか?その理由の1つが、アマゾンの配達ドライバーが過酷な労働環境に置かれていることにあるのかもしれません。本記事では、2024年5月27日放送「news every.」(日本テレビ系)の「みんなのギモン」で特集された、アマゾン配達”過酷”な現場の実態に迫ります。ドライバーの長時間労働を強いられる環境や、それに伴う問題点、そして改善の糸口を分かりやすくお伝えします。アマゾンの配達の裏側に潜む課題を知ることで、ネット通販を賢く利用する方法が見えてくるでしょう。

 

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アマゾンの配達ドライバーの1日に密着…2024年問題の影響か?

ネット通販大手のアマゾンで個人事業主として働く配達ドライバーの矢島さん(仮名)の1日に密着取材しました。2024年から始まった働き方改革で、ドライバーの長時間労働が規制されたことで、配送現場にどのような影響が出ているのでしょうか。

矢島さんは会社に所属せず、アマゾンの下請け運送会社と個人契約をしているドライバーです。2024年4月のある日、矢島さんが運ぶ荷物を確認すると、軽トラックにアマゾンの荷物が所狭しと積まれていました。
「午前便で118個です。多い方になります」と矢島さん。この118個の荷物を約6時間で配達しなければなりません。

 

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1個あたり3分で配達を求められる過酷な労働環境

配達先は、アマゾン側が開発した専用アプリで指示されます。矢島さんは「朝にアプリを立ち上げた時に、初めて個数とコースがわかる」と話します。

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アマゾン専用青プリで表示された配達箇所(「news every.」より

118個の荷物を6時間で配れば、1個あたり約3分という過酷なペースになります。「こんなにある、どうしよう」。プレッシャーの中で危険な運転をしなければならないことも。

「でも全部急いで配達しようと思っている。適正な荷物量と労働時間であれば危険運転はないだろう」と矢島さんは嘆きます。

 

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下請け業者の社員は残業時間が大幅増加の実態

2024年の働き方改革で、トラック運転手の残業時間は年間960時間以内に制限されました。しかし、大手運送会社がドライバーの残業を規制したことで、その穴埋めを下請け会社が強いられている実態が明らかになっています。

ある下請け会社のドライバーは「3月は残業100時間くらいだったが、4月になったら130~140時間と明らかに増えた」と話します。大手企業の残業規制のしわ寄せが、下請け業者に及んでいるといえます。

 

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置き配や再配達の増加で品質低下の恐れも

時間に追われた配達では、置き配が増加する一方で、受け取り手がいないために再配達になるケースも増えているそうです。持ち帰った荷物は再配達となり、配達完了まで1週間もかかる場合もあるとか。

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ロジスティックス・トゥデイの赤澤祐介代表(「news every.」より

赤澤裕介代表(ロジスティックス・トゥデイ)は「配達品質の低下が懸念される。配達せずに放置したり、雑な扱いで破損が増えたりするかもしれない。ドライバーを追いつめればそうなる」と指摘します。

 

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アマゾンは「個人事業主の権利」と主張するが実態は?

一方でアマゾン側は、ドライバーに対して「アマゾン配送現場における個人事業主としての権利」という書面を示しているといいます。書面には「始業・終業時間の指示はない」「時間的拘束を受けない」などと記載されています。

しかし実際には、アプリでコースが指示されるなど、時間的拘束を受けているのが実情です。日本テレビ「みんなのギモン」調査班が、ドライバーの労働環境改善策などについてアマゾンに複数回問い合わせたものの、回答は得られなかったそうです。

 

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まとめ:ドライバーの労働環境改善が焦眉の課題

このようにアマゾンの配達現場では、2024年問題による長時間労働の規制が、個人事業主ドライバーにも影を落としていることがわかりました。

過酷な労働環境に置かれたドライバーからは「人として見られていないのか」との嘆きの声も上がっています。ドライバーの労働環境を改善し、健全な商慣行を守ることが急務と思われます。

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