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【がっちりマンデー】焼肉きんぐの食べ放題「儲かる仕組み」方程式を完全解説!

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2025年9月7日にTBS系「がっちりマンデー‼」で放送された食べ放題チェーンの禁断の儲かり方程式。その中でも特に注目を集めたのが、焼肉チェーン売上No.1を誇る「焼肉きんぐ」の驚くべきビジネスモデルです。一見すると利益が出にくそうな食べ放題ビジネスで、なぜ年間売上950億円という驚異的な数字を叩き出せるのか。月刊食堂の通山茂之編集長が明かした秘密の方程式と、物語コーポレーションの霜山北斗氏らが語った戦略的な仕組みを詳しく解説します。

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通山茂之さん(引用:「がっちりマンデー」より)

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焼肉きんぐの食べ放題儲かる方程式「a+b+c=1200g」の秘密

焼肉きんぐの儲かる仕組みの核心となるのが、通山茂之編集長が番組で明かした2つの方程式です。

①a(g)+b(g)+c(g)・・・=1200(g) ②ax+by+cz・・・<3608×0.4

一見すると難解に見えるこの方程式ですが、実は非常にシンプルで合理的な考え方に基づいています。

1つ目の方程式「a+b+c=1200g」は、お客様一人当たりの喫食量の上限を表しています。通山編集長によると、一般的な外食店では1人あたりの喫食量は1000g~1100gとされていますが、焼肉きんぐでは食べ放題という特性を考慮して、やや多めの1200gで計算されています。

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物語コーポレーションの霜山北斗さん                   (引用:「がっちりマンデー」より)

これは人間の胃袋の物理的な容量を考慮した数字で、どんなに食べ放題を満喫しようとしても、お肉やキムチ、冷麺などを合わせて1200g以上を摂取することは現実的に困難だということを意味しています。番組でも霜山北斗氏(物語コーポレーション 焼肉きんぐ ブランドマーケティングリーダー)が「ほぼ合ってます」と認めており、この数字が実際の運営データに基づいていることが分かります。

通山茂之編集長が解説!3608円×0.4で分かる原価率40%ルール

2つ目の方程式がより重要で、これが焼肉きんぐの利益確保の要となっています。「ax+by+cz・・・<3608×0.4」という式は、それぞれのメニューの重さ(a,b,c)にそれぞれの1gあたりの原価(x,y,z)をかけた合計が、きんぐコース料金3608円の40%を下回るように設計されていることを示しています。

つまり、3608円×0.4=1443円がボーダーラインとなり、お客様が食べたメニューの原価合計がこの金額を下回れば利益が確保できる仕組みです。原価率40%という数字は外食業界としては決して低くありませんが、この範囲内でお客様の満足度を最大化する工夫が随所に施されているのです。

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タッチパネルに隠された食べ放題の巧妙な仕組み

焼肉きんぐが1443円の原価ボーダーラインを守りながら、お客様の満足度を高めるために最も力を入れているのがタッチパネルの設計です。霜山北斗氏も「タッチパネルはめちゃめちゃこだわってます」と語っており、その工夫の数々は驚くほど計算されています。

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焼肉きんぐのタッチパネル                             (引用:「がっちりマンデー」より)

ドリンク誘導と牛肉以外へ導く画面設計の工夫

一般的な焼肉チェーンでは、メニューが「焼肉」「ご飯」「ドリンク」などジャンル別のタブに分かれていることが多いのですが、焼肉きんぐでは意図的に「料理」と「ドリンク」の2つのタブしかありません。

この設計により、お客様は焼肉メニューだけに集中することなく、自然とドリンクメニューにも目が向くようになります。ドリンクは原価が相対的に低いため、ドリンクの注文が増えることで全体の原価率を下げる効果があります。

さらに注目すべきは、料理メニューの配置です。最初に表示されるフェアメニューでは、あえて牛肉、豚肉、鶏肉といった分類を明確にせず、味付けや調理方法を前面に出しています。例えば「ニンニクの焼肉」「チーズダッカルビ」といった具合に、豚肉や鶏肉であることよりも、魅力的な味付けをアピールしているのです。

霜山氏によると、これは「牛肉では変な味をチャレンジしないことも焼肉屋としてあるべきもの」という考えに基づいており、一方で豚肉や鶏肉を使った商材には付加価値を強めた味付けを施すことで、お客様に「食べ放題だから試してみよう」という気持ちを喚起しているのです。

炭水化物メニューで満腹感を演出する戦略

タッチパネルで特に巧妙な設計が施されているのがご飯メニューの画面です。通山編集長が「これいいですよね」と注目したのは、白いご飯が文字だけで小さく表示されているのに対し、「韓国海苔卵ご飯」や「トロロご飯」が大きな画像付きで目立つように配置されていることです。

これらの味付きご飯は「焼肉専用」というネーミングが施され、お客様の食欲を刺激します。炭水化物は満腹感を得やすく、かつ原価が比較的安いため、これらのメニューを多く注文してもらうことで、お客様の満足度を高めながら原価率を抑える効果があります。

番組では実際にお客様の家族が「ここに来たら4杯必ず」と語っており、この戦略が実際に機能していることが分かります。お肉だけでなく、こうした炭水化物で胃袋を満たすことで、高原価のお肉の消費量を自然に抑制しているのです。

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霜山北斗氏が明かすソーシング戦略の重要性

焼肉きんぐの儲かる仕組みを支えるもう一つの重要な要素が「ソーシング」戦略です。これは単なる仕入れではなく、世界中から最適な肉を調達する戦略的な取り組みを指しています。

番組では、焼肉きんぐの仕入れとメニュー開発の責任者が参加する秘密の会議の様子が初公開されました。この会議では、ひたすら世界各地から集めた様々な産地のお肉を試食し、どのお肉を今後使用するかを決定しています。

柳瀬裕氏の仕入れる条件「品質・供給量・価格」の3要素

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仕入れ責任者の柳瀬裕さん                              (引用:「がっちりマンデー」より)

仕入れ責任者の柳瀬裕氏が明かした焼肉きんぐの肉を仕入れる条件は明確です。

  1. 品質: ある一定以上の品質が確保されていること
  2. 供給量: 全国の店舗に安定して供給できる量が確保できること
  3. 価格: 食べ放題ビジネスで利益を確保できる適正な価格であること

この3つの条件すべてが揃って初めて、焼肉きんぐの仕入れ対象となります。単に美味しければ良いというわけではなく、事業の継続性と収益性を両立させる極めて戦略的な判断基準なのです。

世界中の産地から最適な肉を調達することで、お客様には高品質なお肉を提供しながら、適正な原価でビジネスを運営することが可能になっています。これにより、3608円という価格でも130種類ものメニューを提供できる基盤が築かれているのです。

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「選び放題」コンセプトで実現するマージンミックス

焼肉きんぐの成功を語る上で欠かせないのが「マージンミックス」という概念です。これは利益率の高い商品と低い商品をうまく組み合わせてお客様に提供する手法で、通山編集長は「胃袋の中で原価調整が行われている」と表現しています。

焼肉きんぐでは、1200gという胃袋の容量制限を前提に、どのメニューでその容量を埋めるかによって、全体の原価率をコントロールしています。高原価のお肉だけでなく、適度にドリンクや炭水化物、サイドメニューを組み合わせることで、お客様の満足度を保ちながら利益を確保しているのです。

岩谷明弘事業部長が語る食べ放題成功の本質

物語コーポレーション焼肉事業部の岩谷明弘事業部長は、番組で興味深い発言をしています。「我々特に意識していることは『食べ放題』というよりも『選び放題』できるっていう。お肉だけじゃなくてサイドメニューにいたるまで、何を頼んでも美味しい、トータルの満足感というものを大切にしてます」

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物語コーポレーション焼肉きんぐの岩谷明弘さん                 (引用:「がっちりマンデー」より)

この「選び放題」という発想こそが、焼肉きんぐの成功の本質を表しています。単に量を食べてもらうのではなく、多彩な選択肢の中からお客様が自由に選べる楽しさと、どれを選んでも満足できる品質を提供することで、リピート率の向上と口コミによる集客効果を生み出しているのです。

結果として、焼肉きんぐは焼肉チェーン売上ランキングで堂々の1位(950億円)を獲得し、2位の牛角(923億円)を上回る圧倒的な業績を実現しています。この儲かる仕組みが同社の継続的な成長を支える重要な基盤となっていることは間違いありません。

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まとめ

焼肉きんぐの食べ放題儲かる方程式は、単なる数字の管理を超えた総合的な戦略の結晶です。1200gという人間の生理的限界を前提とした科学的なアプローチ、40%の原価率という明確な収益基準、そしてタッチパネルやソーシング戦略といった細部に至るまでの徹底した工夫により、お客様の満足度と企業の収益性を見事に両立させています。

「がっちりマンデー」で明かされたこれらの仕組みは、外食業界全体の経営技術を理解する上でも極めて価値の高い情報といえるでしょう。通山茂之編集長が「食べ放題ビジネスがよく分かると、外食ビジネスの経営技術が全部分かる」と語った通り、焼肉きんぐの成功事例は、多くの飲食事業者にとって学ぶべき要素に満ちているのです。

今後も焼肉きんぐがこの儲かる方程式をさらに進化させ、どのような新たな戦略を展開していくのか、業界関係者のみならず多くの消費者からも注目が集まることでしょう。

※ 本記事は、2025年9月7日放送(TBS系)人気番組「がっちりマンデー‼」を参照しています。
※ 「焼肉きんぐ」の公式サイトHPはこちら

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