2025年1月12日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」で紹介された、話題の落とし物管理サービス「ファインド」。GO株式会社の川鍋一朗会長も注目するこのサービスについて、詳しく解説していきます。
落とし物クラウド「ファインド」とは?AIで探す革新的なシステムを解説
電車やショッピングモールで物を無くした経験はありませんか?従来の落とし物対応では、受付に電話をしても中々つながらない、情報を伝えるのに時間がかかる、結局見つからないといった問題がありました。
ファインドは、このような課題を解決するためにAIを活用した落とし物管理システムを開発。チャット形式で簡単に問い合わせができ、さらに画像による検索機能を備えているのが特徴です。
ファインドCEO高島彬が語る!落とし物探しの新時代
ファインドの代表取締役CEO高島彬氏によると、このシステムの最大の特徴は、落とし物の写真をアップロードできる点です。実際の写真がない場合でも、インターネットで検索した似たような画像でOK。これにより、言葉での説明よりもはるかに正確に落とし物の特徴を伝えることができます。
導入企業の声|京王電鉄で返却率3倍を実現した驚きの効果
京王電鉄での導入事例は、このシステムの効果を如実に示しています。京王電鉄鉄道営業部の佐藤亮平氏によると、画像登録機能により、係員が落とし物の特徴をより理解しやすくなり、返却率が従来の3倍にまで向上したとのこと。
落とし物クラウドの導入実績と効果
ファインドは、月間の落とし物件数に応じて20万円から200万円の料金プランで、業務効率化に大きく貢献しています。
京王電鉄での業務効率化
京王電鉄全69駅では、1日あたり約500件もの落とし物が報告されています。従来は一つの落とし物の登録に7〜10分かかっていましたが、ファインドの導入により登録時間が半分以下に短縮。AIによる情報の自動生成機能により、色や柄などの細かい情報も自動で入力されます。
東急プラザ渋谷での活用事例
東急プラザ渋谷の総支配人・堂山善宣氏は、収益を生まない落とし物業務をAIに任せることで生産性が向上したと評価。
JR博多駅での統合化の成功例
JR博多駅では、従来7カ所に分かれていた問い合わせ先のうち4カ所がファインドを導入。これにより、一度の問い合わせで複数の施設の落とし物を同時に検索できるようになりました。
ファインドが目指す次なる展開|警察(ラスボス)攻略への挑戦
高島CEOは、警察を「ラスボス」と表現しつつ、一部での試験的な導入が始まっていることを明かしています。将来的には警察との連携も視野に入れており、これが実現すれば落とし物管理の効率化による税金削減効果も期待できます。
まとめ|落とし物クラウドが実現する未来の可能性
現在、ファインドは24の企業で導入されており、今後は国内の主要な公共交通機関への展開が期待されています。さらに、海外展開の可能性も示唆されており、グローバルな落とし物管理プラットフォームとしての成長が期待されています。
このように、AIを活用した落とし物クラウドサービス「ファインド」は、利用者の利便性向上と企業の業務効率化を同時に実現する革新的なソリューションとして、今後さらなる普及が見込まれています。
※本記事の情報は2025年1月12日放送の「がっちりマンデー!!」の内容に基づいています。
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