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【BSよしもと人気番組「ジュニア、伺う」】千原ジュニアがビニール傘メーカーを直撃「長年の歴史に迫る」

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ビニール傘といえば、誰もが一度は使ったことのある日用雑貨ですが、実はその発祥の地が日本にあり、300年もの長い歴史を誇る老舗メーカーが存在するのをご存知でしたか?BSよしもとの人気番組「ジュニア、伺う」で、ビニール傘発祥の地を訪れた千原ジュニアさんが、その長い歴史と技術革新の軌跡に迫ります。ビニール傘の価値や可能性を再認識できる、驚きと発見に満ちた内容をお届けします。

 

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ビニール傘の発祥の地、武田長五郎商店の300年に渡る歴史

江戸時代から続く老舗雨具店「武田長五郎商店」(現在の「ホワイトローズ株式会社」の前身)。2023年で創業300年を迎えたこの会社こそが、世界で初めてビニール傘を開発したパイオニア企業なのです。

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武田長五郎商店    ( 引用:ホワイトローズHPより)

現社長で十代目当主の須藤宰(すどう つかさ)さんが語るところによれば、同社は江戸時代から雨具の卸売業を営んでおり、代々傘製造に携わってきた名門でした。しかし、1958年(昭和33年)に九代目当主の須藤さんの父が、世界で初めてビニール素材を使った「ビニール傘」を開発したことで、一大転機を迎えることになります。

「当時、傘といえば生地を使った織り傘が主流でした。しかし、生地製の傘は雨に濡れると重くなる上に、乾燥が遅い問題がありました。そこで父は『軽くて早く乾く傘』を作りたいと考え、新素材のビニールに着目したのです」(須藤社長)

 

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「ホワイトローズ」がビニール傘を生み出した驚きの理由

しかし、画期的な発明は周囲から冷ややかな視線を受けることになりました。ビニール製の透明な傘に対し、「傘の骨が見える姿は品がない」といった批判の声が上がったのです。

「傘屋さんの間では『ビニールなんて安っぽい』とボイコットされ、全く売れませんでした。それどころか、周囲から『そんな恥ずかしい傘、誰が買うと思う?』と袋叩きにあいました」(須藤社長)

このように国内では看過された発明でしたが、1964年の東京オリンピックの際、訪れたアメリカの傘会社バイヤーから「これは水が全く染み込まない。NY市場なら売れる」と壮大な賛辞を受けたのです。そこから一気に注目を集め、海外への輸出が本格化。ビニール傘の時代がいよいよ到来したのでした。

 

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ビニール傘メーカー「ホワイトローズ」の技術革新

「当時は輸出一辺倒でした。ニューヨークで大ヒットしたので、取り扱いたいと台湾や中国のメーカーから次々と安価な製品が出回り始め、国内市場は一時置き去りにされてしまいました」(須藤社長)

しかし、「ホワイトローズ」はその過酷な時期を乗り越え、日本国内でもビニール傘の地位を不動のものとするため積極的な技術革新に取り組んできました。

最新の極薄ビニールフィルムを用いたシリーズなどは、軽量で硬くならないだけでなく、美しい透明感と風雨に強い耐久性を兼ね備えた人気商品となっています。また、柄や素材にもこだわり、伝統工芸の手元を用いた和風テイストの商品などでも高い評価を得ています。

 

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ビニール傘専門メーカー「ホワイトローズ」の名品ぞろい

同社は、あらゆる用途やシーンを想定した数多くの商品ラインナップを取り揃えてきました。骨が16本と通常の倍の強度を持つ丈夫な傘や、お寺の法要の際に使用される大型の巨大傘なども製造しています。

一方で、ファッション性にも優れたアイテムもあります。ミニスカートが流行した1960年代に一世を風靡したコンパクトビニール傘が名品の1つ。また、ステッキが取り付けられた多機能ビニール傘なども人気を博しています。

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ステッキが仕込まれている傘(引用:ホワイトローズHPより)

「お客様の声に常に耳を傾け、そのニーズにお応えするため工夫を重ねてきました。ビニール傘はあくまで人間のための道具。使う人の役に立つものでなければなりません」(同社長)

 

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宮内庁御用達!皇室が認めたビニール傘の品質

こうした徹底的な姿勢が、ビニール傘の最高峰とも言える「御用達」の商品を生み出すことにつながりました。

ホワイトローズの最高峰とも言えるのが、宮内庁御用達の皇室専用ビニール傘です。

番組で紹介していたのは販売用ではあるけれど、美智子さまのために作られたタイプの傘。

その特徴は、上皇様がよく肩に担がれるように傘を持たれるが、向こうからの強風でも形が崩れず、手にご負担を和らげるために考えた、ヨットの帆のように風を逃がす穴を8カ所開けていることです。また、カーボン素材を使って非常に軽いこと。さらに高級感のある持ち手は楓で真ん中は檜を使用しているということです。まさに、上品な傘です。

このように、使う人のニーズに徹底的にこだわり抜いた結果が、この御用達ビニール傘なのです。長年培われた技術と知見、そして職人気質が注ぎ込まれています。

宮内庁の高い基準を満たしながら、ホワイトローズの熟練の技能によって生み出された、最高品質の逸品。その価値は計り知れません。

 

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次世代ビニール傘の研究開発が進行中

ホワイトローズは、長年の歴史に培われた技術と知見を持ち、次なる100年に向けた挑戦も視野に入れています。

現在、同社は透明でUVカット機能付きの日傘を開発中です。外からは日除けができるものの、内側からは外が見渡せるという優れものです。

「単なる雨具を超えて、人々の生活を豊かにする道具を目指しています。行楽地で周囲の眺めを楽しみたい、でも日焼けは避けたい。そんなニーズに応えられる革新的な日傘を完成させたい」(同社長)

日本を代表するビニール傘メーカーらしい壮大な夢を指し、技術者一同が日々着実に前進し続けています。ビニール製品の可能性は無限にあり、私たち消費者のために革新的でユニークな商品を今後も生み出して行くことでしょう。

 

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まとめ

数多の偉大な発明品の起源には、素晴らしい物語が隠されていることがわかります。

1958年に世界で初めてビニール傘を生み出した老舗傘メーカー「ホワイトローズ」は、長い歴史に幾多の逆境に見舞われながらも、終始ユーザーファーストの精神を持ち続けてきました。

常に使う人の立場に立ち新製品をつくり上げる同社の工夫とたゆまぬ改革努力が認められ、現在では宮内庁御用達の品質を持つ一流メーカーへと成長を遂げました。

そしていま新たな挑戦が始まろうとしています。次世代の透明日傘の開発を通じて、再び我々の生活を一新する革新的な商品を生み出そうとしているのです。

300年の技とロマンを宿した老舗ブランドが、これからも新時代のニーズに応える先駆的な製品を次々に発信し続けていくことが期待されます。

ホワイトローズ株式会社のHPはこちら

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