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【カンブリア宮殿】ドムドムバーガー藤崎忍社長の「やってみればいいじゃん」が話題!わらしべ長者のような奇跡の再生術

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多くの人が知らない日本最古のハンバーガーチェーン、ドムドムバーガー。かつては400店舗以上を誇った老舗チェーンが一時は27店舗まで落ち込み、「絶滅危惧種のバーガーチェーン」と呼ばれていました。しかし、2024年までに4年連続で売上を伸ばし、見事な復活を遂げています。その立役者となったのが、元専業主婦の藤崎忍社長です。2025年1月30日放送のカンブリア宮殿では、その驚くべき再生劇が紹介されました。

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ドムドムバーガー藤崎忍社長が実践する「やってみればいいじゃん」戦略とは

「やってみればいいじゃん」という言葉は、藤崎社長の経営哲学を象徴するフレーズです。これは単なる楽観的な姿勢ではなく、従業員が自由にチャレンジできる環境づくりを重視した経営方針です。番組内で村上龍氏も「サントリーの『やってみなはれ』とは違う、より信頼感のある言葉」と評価しています。

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ドムドムフードサービスの藤崎忍社長                                (引用:「カンブリア宮殿」より)

この方針のもと、商品開発は2〜3人という少数精鋭で行われています。多人数で意見を出し合うと商品が「丸くなってしまう」という藤崎社長の考えから、あえて少人数制を採用。その結果、他のチェーン店では考えられないような個性的な商品が次々と生まれています。

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絶滅危惧種から奇跡の復活!藤崎忍社長が手掛けたドムドムバーガーの改革

ドムドムバーガーは1970年に創業し、マクドナルド(1971年)やモスバーガー(1972年)よりも早く日本に誕生した、最古のハンバーガーチェーンです。スーパーマーケットチェーン・ダイエーの創業者である中内功氏が生み出した企業でした。

しかし、長年の業績低迷により、最盛期の400店舗以上から一時は27店舗まで減少。そんな中、2017年5月に藤崎氏が入社。わずか9ヶ月という異例の速さで社長に就任し、大胆な改革を開始しました。その結果、2021年から売り上げは上昇に転じ、2025年現在まで4年連続で前年を上回る成長を続けています。

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わらしべ長者のような人生 ー 藤崎忍社長の異色の経歴と成功への道のり

藤崎社長の経歴は、まさに「わらしべ長者」のような軌跡を描いています。23歳で母となり、専業主婦として過ごしていた藤崎氏。39歳で夫が病に倒れたことをきっかけに、初めて社会に出ることになります。

最初の就職先は渋谷109のアパレルショップ。2005年、ギャル文化全盛期の渋谷で、10代のスタッフたちと共に働く中で、固定観念にとらわれない新しい価値観に触れました。その後44歳で新橋に居酒屋「そらき」をオープン。女将として店を切り盛りする中で培った経験が、後のドムドムバーガーでの商品開発にも活かされることになります。

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ドムドムバーガーを復活させた3つの戦略

個性派バーガーの開発戦略

毎月必ず新商品を投入するという挑戦的な戦略を展開しています。「丸ごと!!カニバーガー」(1,290円)は、ソフトシェルクラブを丸ごと使用した斬新なメニュー。SNSで大きな話題を呼び、強気な価格設定にもかかわらず人気商品となりました。2025年1月には「春菊かき揚げバーガー」を発売。春菊二枚でビーフパティを挟むという独創的な構成で、開発に4ヶ月を要した渾身の一品です。

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カニを丸ごと味わえる「丸ごとカニバーガー」                (引用:「カンブリア宮殿」より)

 

企業コラボ戦略

「雪国まいたけ」とのコラボで誕生した「今夜はまいたけバーガー」(890円)や、銀座の老舗洋食店「銀座スイス」との共同開発による「カツカレーバーガー」(1,590円)など、異業種とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。

グッズ展開戦略

シンボルキャラクター「どむぞうくん」を活用したグッズ展開も、ドムドムの復活を支える重要な戦略となっています。Tシャツやトートバッグなど1,000種類以上のアイテムを展開し、現在では会社の全売上の7%以上を占めるまでに成長。グッズをきっかけにドムドムを知り、実際の店舗に足を運ぶファンも増えています。

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ドムドムバーガーのキャラクター「どむぞうくん」(引用:「ドムドムバーガー」HPより)

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地域に密着!ご当地バーガーで愛される店づくり

ぞうの国限定メニューの成功

千葉県市原市の「市原ぞうの国」では、地域の特産品である味噌ピーナツを使用した「味噌ピーチキンバーガー」を提供。この限定メニュー目当ての来園者も多く、園の集客にも貢献しています。

新たな挑戦:ジャイアンツタウンとのコラボ

2025年3月、東京・稲城市にオープン予定のジャイアンツタウンスタジアムでは、ジャイアンツカラーをイメージした黒とオレンジの限定バーガーを展開予定。ニンジンをすり込んだ厚焼き卵を使用するなど、細部まで工夫を凝らしています。

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まとめ:藤崎忍社長が実現したドムドムバーガーの復活劇

藤崎社長は「店舗数よりもオンリーワンの価値を」という独自の経営方針を掲げています。大手チェーン店のような店舗数の拡大ではなく、各店舗がその地域でかけがえのない存在となることを目指しています。

渋谷109での経験、居酒屋経営の経験、そして「やってみればいいじゃん」という柔軟な発想。これらを組み合わせた藤崎流経営は、絶滅危惧種と呼ばれたハンバーガーチェーンを、独自の価値を持つブランドとして蘇らせました。今後も新たな挑戦を続けるドムドムバーガーの展開から、目が離せません。

※本記事は、2025年1月30日放送(テレビ東京系)の「カンブリア宮殿」を参照しています。

・ドムドムバーガー公式HPはこちら

・ドムドムバーガーのオリジナルグッズを扱っているサイトはこちら

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