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【がっちりマンデー】NGK(日本ガイシ)は何の会社?「セラミックス技術」の正体

【がっちりマンデー】NGK(日本ガイシ)は何の会社?「セラミックス技術」の正体 gacchiri-ngk
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ムロツヨシさんのCMでおなじみの「NGK」。名前は聞くけれど、いったい何の会社なのか分からない…そんな方も多いはずです。この記事では、2026年7月26日放送の『がっちりマンデー‼』で紹介されたNGK(旧・日本ガイシ)の正体を、「セラミックス技術」というキーワードからやさしく解説します。読み終えるころには、あの謎めいたCMの意味と、身近な焼き物のスゴさがすっきり分かりますよ。

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NGK(日本ガイシ)は何の会社?セラミックス技術で世界を支えるメーカー

さっそく結論からお伝えします。NGKは、独自のセラミックス技術(高機能な焼き物)でさまざまな製品を生み出す、世界トップクラスのメーカーです。CMの「セラミック技術のエナジー」というフレーズは、まさにこの会社の本質を言い表しています。

規模も立派で、2026年3月期の連結売上高は約6,700億円と過去最高を更新。本社は愛知県名古屋市にあり、番組では小牧市の工場が登場しました。広報の井上裕介さんも「自分で言うのもなんですが、すごいと思います」と胸を張るほどの実力企業です。

ちなみに社名は、2026年4月に「日本ガイシ株式会社」から「NGK株式会社」へと変わりました。長く親しまれた旧社名で覚えている方も多いと思いますが、中身は同じ会社です。それでは、この“焼き物メーカー”のスゴさを、順番に見ていきましょう。

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NGKの原点「ガイシ(碍子)」とは?送電線を支える縁の下の焼き物

「NGK」「日本ガイシ」という社名の由来になっているのが、「ガイシ(碍子)」という製品です。名前は知らなくても、実は誰もが一度は目にしています。

がいし

ガイシ(引用:「がっちりマンデー」より)

ガイシとは、送電線に取り付けられている白い焼き物のこと。鉄塔から電線が、白い部品を何個も連ねてぶら下がっている——あの光景を思い出せる方も多いのではないでしょうか。役割は「電気を通さないこと」。もしガイシを挟まずに電線を鉄塔へ直接つないでしまうと、高圧電流が鉄塔に伝わって大変危険です。だからこそ、念には念を入れて、あんなにたくさん取り付けられているのです。

しかもこのガイシ、雨風にさらされても何十年もひび割れしてはいけません。それを「焼き物」で実現するのは、実はとても難しい技術。NGKはこのガイシづくりで培った技術を出発点に、セラミックスの会社として大きく成長してきました。今ではガイシは売上のごく一部となり、後述するさまざまな製品へと事業が広がっています。
電気を安全に送るガイシに対し、その電気やガスのもとになるエネルギーそのものを見つけて届けているのが石油・天然ガスのINPEXです。

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全長146m!NGKの秘密兵器「KCT窯」で焼くセラミックスのスゴさ

高機能なセラミックスを安定して作るには、「焼き方」が決定的に重要です。そこでNGKが誇るのが、とっておきの秘密兵器「KCT窯」。小牧連続式トンネル窯(Komaki Continuous Tunnel)の頭文字をとった、名前からしてスゴそうな窯です。

KCT窯

KCT窯(小牧連続式トンネル窯)                                        (引用:「がっちりマンデー」より)

その最大の特徴は、なんといっても長さ。全長はおよそ146メートルもあり、トンネルのように奥までずっと窯が続いています。なぜこれほど長いのかというと、温度と時間を徹底的にコントロールするためです。20度くらいから最大1,000度まで温度をアップダウンさせ、「何度で何分焼くか」を精密に管理しながら製品を通していきます。

焼き物というと、職人が窯の前でじっと火加減を見る——そんなイメージがありますが、NGKの現場はまるで工業プラント。この長い窯を通り抜けることで、狙いどおりの強くて精密なセラミックスが確実に生まれるのです。“焼き物”のイメージが、いい意味で覆されますね。

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世界の車2台に1台!NGKのハニセラムが排ガスを浄化する仕組み

そんなセラミックス技術を使った、NGKの今いちばんの主力商品が「ハニセラム」です。見た目は粘土の塊のようですが、断面をのぞくと、驚くほど細かくて美しいハチの巣構造になっています。

ハニセラム

ハニセラム(引用:「がっちりマンデー」より)

これは何に使われるのかというと、車のエンジンから出る排ガスを浄化する部品です。しかも、世界中の車のおよそ2台に1台がNGK製というから驚きです。私たちが道で見かける車の半分近くに、この愛知生まれの焼き物が入っている計算になります。

浄化の仕組みも見事です。ハニセラムの壁の表面には、プラチナなどの触媒がごく薄く塗られていて、有害な排気ガスがそこに触れると、化学反応で水や二酸化炭素などへと変化します。排ガスがなるべく壁に当たるよう、あの細かいハチの巣構造にしているのです。穴の大きさは1ミリ、壁の厚さはわずか0.05ミリで、しかも寸分の狂いもない正方形。この途方もない精密さこそ、NGKの技術力の証だと感じます。

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NGKはなぜ儲かる?半導体シェア6割とAI需要が支える成長

ハニセラムに続いて、NGKの成長を力強く支えているのが半導体分野です。

セラミックス技術は、半導体を作る工程でも活躍します。半導体の製造には、熱を加えても絶対に変形しない部材が欠かせません。NGKはこの「ダイ」と呼ばれる製品で世界シェア約6割を握っており、まさに世界の半導体づくりを足元から支える存在です。

近年はAI(人工知能)の普及で半導体需要が急拡大しており、これがNGKの業績を大きく押し上げました。2026年3月期の売上高・利益がそろって過去最高を更新した背景には、このAI半導体の追い風があります。ガイシという地味な焼き物から始まった会社が、最先端のAI時代の主役級になっている——この変わり身の見事さには、思わず唸らされます。

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ムロツヨシのCMで話題!NGKの新商品「エナセラ」がすごい

NGKの名前を広めたのが、俳優のムロツヨシさんが出演するあのCMです。「セラミック技術のエナジー、NGK」という軽快なフレーズで記憶に残った方も多いでしょう。

そんなNGKが開発した新商品が、超薄型の電池「エナセラ(EnerCera)」です。電解液をセラミックスに染み込ませた電池で、その厚みはなんと幅0.45ミリ。さらにスゴいのは、スマートフォンの電池のように使うほど容量が減る、という劣化がほとんどない点です。

エナセラ

超薄型の電池「エナセラ(EnerCera)」                                       (引用:「がっちりマンデー」より)

発熱もしにくいため、たとえば車のダッシュボードに置いたままでも安心とのこと。「身につけるもの」への活用を目指して開発が進められており、番組では服に組み込んで光らせるといったアイデアも飛び出しました。セラミックスの可能性は、まだまだ広がっていきそうです。

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NGKと日本ガイシは同じ会社?2026年に変わった社名の話

ここで、少し混乱しやすいポイントを整理しておきます。「NGK」と「日本ガイシ」は同じ会社です。前述のとおり、2026年4月1日に「日本ガイシ株式会社」から「NGK株式会社」へ社名を変更しました。海外売上が全体の7割ほどを占めるグローバル企業となり、世界で通じる「NGK」を正式名称にしたかたちです。

もうひとつ、まぎらわしいのが車のスパークプラグでおなじみの「NGK」です。実はこちらは日本特殊陶業という別の会社の製品で、今回のNGK(旧・日本ガイシ)とは異なります。両社とも同じ「森村グループ」に属するため名前は似ていますが、別会社と覚えておくとスッキリしますね。

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まとめ|NGKはセラミックス技術で暮らしを支える会社

「NGKは何の会社?」という問いの答えを、あらためて整理します。

  • 独自のセラミックス技術で世界を支える、年商約6,700億円のメーカー(2026年4月に日本ガイシから社名変更)
  • 原点は送電線の絶縁体「ガイシ」。全長146mのKCT窯で高機能な焼き物を生産
  • 主力のハニセラムは、世界の車2台に1台の排ガスを浄化
  • 半導体用「ダイ」は世界シェア6割。AI需要が過去最高益を牽引
  • 超薄型電池「エナセラ」など、新分野にも挑戦

同じ回では、水まわりの生活インフラを支える水と住まいの専門商社・渡辺パイプも紹介されました。

井上さんの「NGKは、セラミックス技術で、がっちり!」という言葉どおり、送電線から車、半導体まで、私たちの暮らしは知らないうちにNGKの焼き物に支えられていました。次にあのCMを見たときは、「セラミックスで世界を支える技術の会社」として、少し誇らしい気持ちで眺められそうですね。

※ 本記事は、2026年7月26日放送(TBS系)の人気番組『がっちりマンデー‼』を参照しています。
※ NGK(旧・日本ガイシ)の公式サイトはこちら

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