2026年5月24日放送のTBS系「がっちりマンデー‼」で、店月商2200万円を稼ぐ奈良の天空ファミレス「ベビーフェイススカイテラス」が紹介され、話題沸騰中です。プール・キリン・10mドリンクバーって本当?なぜ普通のファミレスより1000円高くても満席なの?本記事ではベビーフェイスが稼ぎ出す仕掛けと「ちょい贅沢」戦略を徹底解説します。
【がっちりマンデー】ベビーフェイススカイテラスとは?奈良の店月商2200万円ファミレスの正体
2026年5月24日放送のTBS系「がっちりマンデー‼」で、店月商の大繁盛店として紹介されたのが、奈良のファミレス「ベビーフェイススカイテラス」です。近鉄奈良駅から車で約5分、奈良市郊外のロードサイドに広がる、ホテルや別荘のような佇まいのお店で、見た目だけでも一般的なファミレスとは一線を画しています。
正式名称はBABYFACE SKY TERRACE(ベビーフェイススカイテラス)。運営しているのは、1979年に奈良の地で創業した株式会社ベビーフェイスで、代表取締役社長は田中利幸さんです。同社が展開する郊外型レストラン「BABYFACE Planet’s(ベビーフェイスプラネッツ)」は、FC店舗を含めて全国に80軒以上を擁する人気チェーン。その中でも2022年6月にオープンしたスカイテラスは、ブランドの最新業態にあたります。
そして気になる店月商はなんと2200万円。一般に繁盛店の目安が1000万円、超繁盛店が1500万円と言われる中、2200万円という数字はまさに「大怪物店」レベル。年間で換算すれば1店舗だけで2億6,000万円以上を売り上げる計算になります。
ベビーフェイスが店月商2200万円を稼ぐ3つの繁盛ポイント
ベビーフェイススカイテラスが店月商2200万円を実現できている理由は、大きく分けて3つあります。
第1に、デフレ化の波で空白になっていたファミレス市場のスキマを正確に狙い撃ちした価格戦略。第2に、プールやキリンのオブジェ、世界一を謳う10mのドリンクバーといった非日常空間の徹底した作り込み。そして第3に、お客さんのテンションを上げることで自然と客単価2600円という高めの単価を実現する空間設計の仕掛けです。
田中社長自身も番組で「ワクワク感と非日常」「ちょっといい感じ」と語っていましたが、この「ちょっといい感じ」こそが、現代の日本人の消費マインドにピンポイントで刺さるキーワードと言えるでしょう。ここからは、3つのポイントを1つずつ深掘りしていきます。
「ちょっと贅沢」狙い撃ち!ベビーフェイス奈良が突いたファミレス市場のスキマ
ベビーフェイススカイテラスの最大の戦略的特徴は、ファミレス市場で長年「ぽっかり空いていた」エリアを的確に突いている点です。
通山編集長が番組内で指摘していたように、かつての日本のファミレスチェーンは「ちょっとリッチなファミレス」という価格ゾーンを抑えていました。週末の家族外食、ちょっとした記念日のディナー、休日のランチ——そんな「特別ではないけれど、いつもよりちょっといい食事」を支えるポジションです。
ところが2010年代以降、大手ファミレス各社は熾烈な低価格競争の波にさらされ、横並びで価格を下げていきました。その結果、「ちょっといいレストランで家族や友人と食事したい」という需要層をすくい上げるお店が、特に郊外ロードサイドではほぼ消えてしまったのです。
ベビーフェイススカイテラスは、まさにこの空白地帯に旗を立てました。マルゲリータ1600円、パスタ1900円、オムライス1300円という価格帯は、一般的なファミレスより少し高めだけれど、本格レストランほど構えなくていい——その絶妙な設定が、デフレ慣れした日本人が「たまにはちょっと贅沢したい」と感じた瞬間の受け皿として完璧に機能しています。
筆者の見立てでは、この戦略の本質は「価格」ではなく「市場の読み方」にあります。みんなが安売り競争に走っている時に、あえてその逆を行く——この逆張りの判断こそ、田中社長の経営センスの真骨頂と言えるでしょう。
プール・キリン・10mドリンクバー!ベビーフェイススカイテラスの非日常空間
ベビーフェイススカイテラスのもう1つの強力な武器が、店内の徹底的な非日常演出です。一歩足を踏み入れれば、もはやファミレスとは思えない世界が広がっています。
まず目を引くのが、客席のすぐ前にある南国リゾート風のプール。その奥には竹林が広がっており、独特な空気感を醸し出しています。「ちょっとプール飛び込もうかな」と思わず冗談を口にしてしまうほど、お客さんのテンションが高まる仕掛けです。
玄関横にはシャンデリアを加えた謎のキリンのオブジェ。バリ島から取り寄せた、世界に2個しかないというチークのアート。待合席にはおしゃれなソファやヴィンテージ感のある家具。どこを切り取っても「インスタ映え」を強烈に意識した作り込みで、実際にInstagramの公式アカウントには1万6千人以上のフォロワーが集まっています。
そして圧巻なのが、全長10メートルのドリンクバー。田中社長によれば「世界一の長さ」を謳う仕様だそう。金色のサーバーから出るペプシコーラ、地元奈良のコーヒー専門店とコラボしたコーナー、京都宇治茶の老舗が厳選したお茶——ドリンクバーひとつとっても、まるでホテルのラウンジビュッフェのような演出です。
田中社長は番組で「テンション上げてもらいたいです。テンション上がると、その分価値があるんで、お金使っちゃっても、いい使い方になりますよね」と語っていましたが、この一言にスカイテラスの本質が凝縮されています。料理だけでなく、空間そのものが商品。これは「日常から解放される場所」というブランドコンセプトを、内装の隅々まで貫いた結果生まれた世界観と言えるでしょう。
ベビーフェイス奈良のメニューと客単価2600円でも満席のワケ
ベビーフェイススカイテラスでいただけるのは、お店で粉から生地を練って焼き上げる本格的なピザ、こだわりのパスタ、洋食メニューなど。番組で紹介された主なメニューは、マルゲリータ1600円、パスタ1900円、オムライス1300円という価格帯です。
一般的なファミレスではマルゲリータが1000円前後、オムライスが800円〜1000円ですから、ベビーフェイスはそれより400〜600円ほど高い設定。ただしこの価格は、内装やドリンクバーを含めた総合的な体験価値で考えれば、決して割高には感じられません。
実際、お店の客単価は2600円と、普通のファミレスより1000円ほど高い水準ですが、それでもランチタイムはほぼ満席状態が続いているそうです。番組のインタビューでは、お客さんから「楽しい」「テンションあがる」「優雅な気持ちになれる」「ファミレスではない」といった声が次々と上がっていました。
筆者が興味深いと感じたのは、女性のお客さんが「普段よりはおしゃれして」と語っていた点です。普段着で気軽に立ち寄る一般的なファミレスとは違い、ちょっと身なりを整えて訪れたくなる——この「来店行動そのものをイベント化する」効果が、リピート率と客単価を同時に押し上げているのです。価格を上げているのではなく、価格を上げてもいい理由をお店側がきちんと用意している。ここが他のファミレスと決定的に違うポイントです。
【がっちりマンデー】ベビーフェイス奈良への視聴者の反応は?SNSの声を考察
放送後、SNS上では「ファミレスにプールってどういうこと?」「キリンのオブジェがツボすぎる」「奈良行ったら絶対寄りたい」といった驚きと興味の声が一気に広がっています。特に女性層や家族連れの視聴者からの反応が強く、ベビーフェイススカイテラスの公式Instagramには放送前から1万6千人以上のフォロワーが集まっていましたが、放送後はさらに伸びている印象です。
注目すべきは、「これは飲食店というより観光地」「奈良のテーマパーク」といった、業態を超えた評価が目立つこと。ファミレスという日常的な業態に「観光資源」としての価値を持たせている点が、視聴者に新鮮な驚きを与えています。
また、「うちの近所にもこういうファミレスが欲しい」という声も目立ちました。これは裏を返せば、全国のほとんどのエリアで「ちょっと贅沢ファミレス」が不在であることの証拠でもあります。ベビーフェイスはすでに大阪のあべのハルカス店、滋賀の草津LOBBY GARDENにSKY TERRACE業態を展開済み。さらに母体ブランドのBABYFACE PLANET’Sでは2006年からインドネシアに進出するなど、海外展開の実績も豊富です。今後この「ちょっと贅沢ファミレス」業態が全国・海外へさらに波及していく可能性は十分にあると見ています。番組視聴者の声が、業態拡大の大きな後押しになるかもしれません。
まとめ:店月商2200万のベビーフェイススカイテラスから学ぶ「ちょい贅沢」戦略
今回のがっちりマンデーで紹介された、店月商2200万円を稼ぐ奈良の天空ファミレス「ベビーフェイススカイテラス」。その成功要因を整理すると、「ファミレス市場で空白だった『ちょっと贅沢ゾーン』を狙い撃つ価格戦略」「プール・キリン・10mドリンクバーなどの徹底した非日常演出」「お客さんのテンションを上げて自然に客単価をアップさせる空間設計」という3つの柱が見えてきました。
特に印象的なのは、田中社長の「テンションが上がると、その分価値がある」という言葉です。料理の美味しさだけでは差別化が難しくなった現代の飲食業界において、「体験価値」をどう作り込むかが勝負を分けると教えてくれる好例と言えるでしょう。
「ちょっと贅沢したい」「日常から解放されたい」——そんな現代人の欲求にピンポイントで応えるベビーフェイススカイテラス。奈良に旅行や出張で訪れる機会があれば、観光名所のひとつとして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。きっと、店月商2200万円を生み出す「テンションの仕掛け」を、肌で感じられるはずです。
※ 本記事は、2026年5月24日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー‼」を参照しています。






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