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社会・暮らしの問題

【クローズアップ現代】かくれ資産71万円「家のお宝」を中古品で現金化

【クローズアップ現代】かくれ資産71万円「家のお宝」を中古品で現金化 kakure-shisan-reuse
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「使わないモノが家に眠っているけれど、捨てるのはもったいない」——そんな悩みをお持ちではありませんか。クローズアップ現代で特集された“かくれ資産71万円”は、まさにあなたの家計を助けるお宝かもしれません。この記事では、中古品を賢く売買して得をするコツや、海外で広がる日本式中古ビジネスの最前線まで、番組の内容をもとに丁寧に解説します。読み終えるころには、家の不用品が「お金に変わる資産」に見えてくるはずです。


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クローズアップ現代「中古品の売買最前線」とは?かくれ資産71万円の正体

2026年5月26日に放送されたクローズアップ現代「あなたの家にもお宝が!中古品の売買最前線」は、物価高が続く今だからこそ注目したいテーマを扱いました。キャスターの桑子真帆さんが冒頭で紹介したのが、家庭に眠る不用品=「かくれ資産」の存在です。民間の調査によると、その総額はなんと91兆円。国民一人あたりに換算すると71万円分にもなるといいます。

「71万円なんて、本当にうちにあるの?」と半信半疑になる方も多いと思います。実際、放送後のSNSでもこの数字への驚きと疑問が目立ちました。ですが、これはタンスの奥の服、押し入れの家電、引き出物でもらったまま使っていない食器など、一つひとつは小さくても積み上げると相当な額になる、という考え方です。捨てれば0円、売れば現金。この差こそが番組の核心であり、いま中古品=リユースが「家計の救世主」として再評価されている理由なのです。

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なぜ今「中古品」が注目?かくれ資産が家計の救世主になる理由

リユース市場は、この5年で約1.4倍に拡大し、規模は3兆円を突破しました。環境省の調査でも2024年時点で約3兆4986億円と、右肩上がりの成長が続いています。番組に登場したリユース業界を専門に取材するリユース経済新聞代表の瀬川淳司さんは、この業界を「不況に強い」と表現していました。

「リユース経済新聞」編集長の瀬川淳司さん

「リユース経済新聞」編集長の瀬川淳司さん                       (引用:「サーキュラーエコノミー総研」HPより)

ここが私の最も興味深いと感じた点です。バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、そして新型コロナ。日本経済が打撃を受けるたびに、リユースは伸びてきました。つまり中古品市場は、景気の「逆指標」のように動くのです。物価高で財布のひもが固くなった今、人々が「節約したい」「新品は手が届きにくい」と感じる気持ちが、そのまま市場を押し上げています。かくれ資産を眠らせておくことは、いわば利息のつかないタンス預金を放置しているようなもの。動かしてこそ価値が生まれる、と考えると見方が変わってきますね。

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中古品はどこで売る?リユース店とフリマアプリの賢い使い分け【瀬川淳司さん解説】

リユース店とフリマアプリの賢い使い分け

リユース店とフリマアプリの賢い使い分け

「結局、どこで売るのが一番得なの?」——これは視聴者が最も知りたかった疑問でしょう。瀬川さんのアドバイスは明快で、「売るものと条件によってサービスを使い分ける」ことが重要だといいます。

総合リユースショップの強みは、いろいろなものをまとめて査定してくれて、その場ですぐ現金化できる手軽さです。ただし買い取り価格は期待を下回る場合もあります。一方、フリマアプリやオークションは高値での売却が期待できますが、出品の手間がかかり、売れるまで時間もかかります。引っ越しのように期限がある時には向きません。

そして見逃せないのが、瀬川さんが強調した「ブランド品や楽器などの高額品は専門店へ」という助言です。私が付け加えるなら、判断の軸は「時間」と「価格」のどちらを優先するかにあります。手間をかけてでも数千円高く売りたいならフリマアプリ、今日中にスッキリ片付けて現金が欲しいならリユース店。この使い分けを意識するだけで、損をする確率はぐっと下がります。

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かくれ資産を高く売るコツ|今お得に売れる中古品とは

番組では、スタッフの私物を実際に査定する興味深い実験が行われました。20年前に買ってタンスにしまい込んでいたTシャツは500円。ところが同じTシャツでも、バンドTシャツには2500円の値がつきました。瀬川さんによれば、ファストファッションが広がる中で「他人と被らない一点物」の古着の人気が高まっているそうです。

さらに驚いたのが、15年前のデジタルカメラが5000円になったこと。2000年代初期のデジカメは、今の基準では画質が粗いものの、それが逆に「趣がある」「エモい」と海外の方や若い世代に支持されているのです。16年前に20万円台後半で購入したトランペットが14万円という高値だったのも見逃せません。これは銅など素材価格の高騰で新品の管楽器自体が値上がりし、中古相場も連動して上がっているためです。

ここから導ける実用的な教訓は、「古い=価値がない」という思い込みを捨てることです。レトロ需要や素材高騰という追い風を読めば、押し入れの“ガラクタ”が思わぬ高値になります。売り時についても瀬川さんは「使用する2〜3か月前が狙い目」と語っており、たとえば夏物のTシャツなら初夏に売るのが得策、というわけです。

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自治体・家電量販店も参入!広がる日本の中古品ビジネス

中古品ビジネスの主役は、もはやリユース専門店だけではありません。番組では、自治体と家電量販店という意外なプレーヤーの参入が紹介されました。

埼玉のセカンドストリート大型店(ゲオホールディングス運営)では、開店10分前に約20人が買い取りの行列をつくり、この日は3000点以上が持ち込まれ、査定待ちは7時間以上に達したといいます。同社は5年で200店舗を新規出店して売上を倍増させ、年度内に国内1000店舗を目指しています。

注目すべきは自治体の動きです。川崎市はIT企業ジモティーと提携し、まだ使える不用品を無料で引き取って格安(中には0円)で販売しています。背景にあるのはゴミ処理費の重さで、川崎市の焼却などの費用は年間160億円。この取り組みで昨年度は約600トンをリユースし、ゴミ処理なら7000万円かかる計算を節約しました。こうした店舗は全国31自治体に広がっています。

家電量販店のヤマダホールディングスも3年前からリユース家電を拡大中です。洗濯槽を特殊設備で洗い、歯ブラシのような道具で人の手まで加えて新品に近い品質に仕上げ、2年保証を付けて販売。価格は新品の2分の1〜3分の1ですが、仕入れコストが安いため利益率はむしろ新品より高いといいます。私はここに、企業側の本音がよく表れていると感じました。中古品は「エコだから」だけでなく「儲かるから」広がっている。この経済合理性こそが、市場拡大の本当のエンジンなのです。

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「ユーズド・イン・ジャパン」が世界で人気!日本式中古ビジネスの強み

「ユーズド・イン・ジャパン」の世界展開

「ユーズド・イン・ジャパン」の世界展開

私たちが手放した中古品は、いま海を越えて世界へと旅立っています。番組によれば、日本のリユースショップはアメリカからカザフスタンまで、少なくとも290店舗以上に広がっているとのこと。日本からの中古品は「ユーズド・イン・ジャパン」と呼ばれ、高い人気を集めています。

北海道で64店舗を展開するオカモトは、2026年2月にタイ・バンコク郊外で初の海外自社店舗をオープンしました。北海道で1200円ほどの値がついたバッグや、2万円余りで売れた大きな婚礼ダンスが現地で支持され、売上は日本の同規模店の1.5倍近くと好調です。人気の理由は、元々のつくりの良さに加え、「日本人が丁寧に手入れして使ってきた」という点。傷が少なく状態が良いことが、そのまま信頼につながっているのです。

さらに興味深いのが「現地循環型」という新しいモデルです。日本の中古品を送るのではなく、タイ現地の人から現金で買い取って販売するスタイルで、海外では珍しい試みです。タイでは偽物が多く流通するため、年間1億点を超える買い取りデータをまとめたマニュアルで真贋を一点ずつ見極める“日本流の丁寧な査定”が、現地の人々に安心感を与えています。大手3社への取材では、ユーズド・イン・ジャパン型の店舗は5年で4倍以上、現地循環型は5倍以上に増えたとのこと。モノだけでなく「ビジネスモデルそのものの輸出」が日本の新たな強みになりつつある——これは見逃せない潮流だと思います。

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中古品の売買で損しない注意点|訪問購入トラブルと火災事故に注意

ここまで魅力をお伝えしてきましたが、利用にあたって気をつけたい点もあります。番組が丁寧に注意喚起していたので、こちらもしっかり押さえておきましょう。

まず売る場合は、「訪問購入」のトラブルにご注意ください。国民生活センターには「無理やり買い取られた」といった相談が年間7000件以上寄せられているそうです。突然のアポなし訪問や電話には、安易に応じないことが大切です。

買う場合は、状態不良による事故に注意が必要です。2020年から2024年までの5年間で、リユース品に関する事故は310件報告され、その9割が火災によるものでした。劣化していないか、リコール対象製品でないか、リチウムイオン電池の状態はどうか——購入前によく確認しましょう。なお環境省は、こうした不安を解消するため、優良なリユース事業者を評価するガイドラインを来年度までに策定する方針です。安心して使える仕組みづくりが、市場のさらなる成長の鍵になりそうです。

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クローズアップ現代「中古品」回の反響は?SNS・Xの声と考察

放送後、SNSやX(旧ツイッター)では多くの反応が見られました。最も多かったのは、やはり「かくれ資産71万円って本当?」という数字への驚きと半信半疑の声です。一方で「言われてみれば、うちにも使っていない家電や服がたくさんある」と、自分の家を見回すきっかけになったという共感の声も目立ちました。

検索の動きを見ても、「リユース店とフリマアプリ、どっちが得?」「今高く売れる中古品は?」といった実用的な関心が高まっていることが分かります。私がこの反響から感じるのは、視聴者の意識が「片付け」から「資産活用」へと静かに移っている、ということです。かつて不用品は“捨てるもの”でしたが、今は“眠らせている資産”として捉え直されつつあります。

ただ、ここには一つ課題もあります。番組でも触れられたように、過去1年間にリユース品を売買した人の割合は約40%にとどまり、むしろ減少傾向にあります。一度利用したものの「思ったより安かった」とガッカリして離れてしまう人がいるのです。瀬川さんが指摘したように、お得感や節約だけでは限界があります。「モノを大切に使う」「環境負荷を減らす」というリユース本来の価値が生活文化として根づいたとき、71万円のかくれ資産はようやく本当の意味で活かされるのだと思います。

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まとめ

クローズアップ現代が描いた中古品ビジネスの最前線は、単なる節約術の話ではありませんでした。家庭に眠る91兆円・一人あたり71万円のかくれ資産は、売り方を工夫すれば家計を助ける現金に変わります。リユース店とフリマアプリの使い分け、レトロ需要や素材高騰を読む目、そして訪問購入や火災事故への注意——これらを知っているかどうかで、得られる結果は大きく変わります。

さらに「ユーズド・イン・ジャパン」が世界で評価され、日本式の丁寧な査定が新たな輸出ビジネスになっている事実は、私たちが普段何気なく使っているモノへの向き合い方そのものに、世界が価値を見いだしている証だといえるでしょう。まずは家の中を見回して、「これ、売れるかも」と思える一品を探すことから始めてみてはいかがでしょうか。あなたの家のお宝が、思わぬ形で未来の暮らしを豊かにしてくれるかもしれません。

※ 本記事は、2026年5月26日に放送されたNHK「クローズアップ現代」を参照しています。

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