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【がっちりマンデー】INPEXは何してる会社?「石油・天然ガス」の正体

【がっちりマンデー】INPEXは何してる会社?「石油・天然ガス」の正体 gacchiri-inpex
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INPEXは何してる?」——CMでそう問いかけられて、答えに詰まった方は多いのではないでしょうか。この記事では、2026年7月26日放送の『がっちりマンデー‼』で紹介されたINPEXの正体を、「石油・天然ガス」というキーワードからやさしく解説します。秋田で石油、新潟で天然ガス。読み終えるころには、あの謎めいたCMの意味がすっきり分かりますよ。

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INPEXは何してる会社?「石油・天然ガス」を見つけて作って届ける

さっそく結論からお伝えします。INPEXは、石油や天然ガスといったエネルギーを「見つけて・作って・届ける」日本最大級のエネルギー開発企業です。CMの「何してる?」という問いの答えは、まさにこの一言に集約されます。

規模もけた違いで、売上収益は約2兆円(2025年12月期)。副社長の滝本俊明さんいわく「エネルギーを見つけて、作って、届けてる会社」とのことで、私たちの暮らしを足元から支える存在です。ちなみに本社は東京都港区赤坂の赤坂Bizタワーにあり、番組では「TBSのすぐお隣」と紹介されていました。身近な場所にありながら、その仕事内容は意外と知られていない——INPEXは、そんな“縁の下の巨人”なのです。

滝本俊明

INPEX 副社長の滝本俊明さん                                          (引用:「がっちりマンデー」より)

ここからは、「見つけて・作って・届ける」の流れに沿って、その驚きの現場を見ていきましょう。

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秋田の住宅街で石油が採れる!?INPEXの八橋油田に潜入

「石油といえば中東」というイメージが強いですが、実は日本国内でも採れます。その現場のひとつが、秋田市にあるINPEXの八橋(やばせ)油田です。

驚くのはその場所。番組が訪れたのは、ごく普通の住宅街のど真ん中でした。そこに突如あらわれるのが、全長9メートルの「ポンピングユニット」という装置。これが地下1,500メートルから原油を汲み上げているというのですから、驚きです。八橋油田一帯では南北およそ13キロにわたって、実に14か所から原油を掘り出しているそうです。

INPEXが国内で採る原油の量は、年間76万3,000バレル。ドラム缶にしておよそ60万本分と聞くと、かなりの量に思えます。ただし、これでもINPEX全体の生産量の“2割”にすぎません。日本のエネルギーの主役は、もう一方の天然ガスなのですが、その話は後ほど。まずは「どうやって石油を見つけるのか」という、もうひとつの大きな謎に迫ります。

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どうやって石油を見つける?地下の3Dマップと「100本掘って3本」の世界

地面の下に石油が眠っているかどうか、外から見ても分かりません。ではINPEXはどうやって“当たり”を探し当てているのでしょうか。

その手法が実にダイナミックです。まず、巨大なトラックのような装置で地面を押さえつけ、人が感じないほど微小な振動を地下へ送り込みます。そして跳ね返ってきた波形を分析し、地下の地層を立体的に描いた「3Dマップ」を作成。そのうえで「ここに石油がありそうだ」という有望地点を絞り込み、実際に井戸を掘っていくのです。

とはいえ、最後は掘ってみなければ分かりません。滝本さんによれば「100本掘って3本商業化できればいい」という厳しい世界だそうです。つまり成功率はわずか数パーセント。この途方もない試行錯誤の積み重ねが、エネルギーの安定供給を支えていると思うと、頭が下がる思いがします。

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INPEXの主力は天然ガス!新潟・直江津LNG基地のスケールがすごい

さて、先ほど「石油は2割」とお伝えしました。残り8割を占める主力エネルギーが、天然ガスです。その一大拠点が、新潟県上越市にある「直江津LNG基地」です。

直江津LNG基地

新潟県上越市にある直江津LNG基地                                    (引用:「がっちりマンデー」より)

ここでは、海外のガス田から運んできた天然ガスを、私たちが使える形にして送り出しています。運搬役は全長300メートルもの巨大なLNG船。オーストラリアのガス田から、なんと11日もかけて直江津まで運ばれてきます。

ポイントは運び方です。天然ガスはそのままだとかさばるため、マイナス162度まで冷やして液体にし、体積をぎゅっと縮めて運びます。基地の巨大な冷蔵タンクには、東京都の全世帯が1か月間暮らせるほどのガスが、キンキンの液体で貯蔵されているとのこと。そして使うときには、約15度の海水で少しずつ温めて気体に戻してから、全国へと送り出していきます。この「冷やして運び、温めて戻す」という発想の壮大さには、思わず唸ってしまいます。

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新潟から東京へ!天然ガスを届ける1,500kmパイプラインの秘密

気体に戻した天然ガスは、どうやって私たちのもとへ届くのでしょうか。ここでも番組は驚きの仕組みを見せてくれました。

実は新潟から、天然ガス専用のパイプラインが1都8県へ向けて地中を伸びていて、その総延長はおよそ1,500キロ。中でも最も長い「東京ライン」は323キロにおよび、なんと約65年前に、1年弱という突貫工事で埋設されたそうです。ちなみに、住宅やビルの水まわりで使うパイプの調達を一手に担うのが国内No.1のパイプ商社・渡辺パイプ同じ“パイプ”でも、その役割はまるで別世界です。

さらに驚くのが、気体をどうやって東京まで運ぶのかという点。答えは「押して送る」。新潟からポンプで7メガパスカルという強い圧力をかけ、東京まで一気に押し出しているのです。その力は、畳の上に1,000トンの重りを乗せたほどというから驚きです。蛇口をひねればガスが使える日常の裏側に、これほど大掛かりな仕組みが隠れていたとは、まさに“縁の下の力持ち”そのものですね。

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INPEXの売上は約2兆円!なぜそんなに儲かるのか

これだけの現場を持つINPEXの売上収益は、約2兆円(2025年12月期)にのぼります。なぜ、これほどの規模を築けたのでしょうか。

番組でゲストが語っていたように、日本はもともと資源に恵まれた国ではありません。少ない資源を効率よく取り出さなければならないため、自然と高度な探鉱・開発技術が磨かれてきました。そして、その技術を今度は海外の大規模なプロジェクトで活かすことで、大きな収益を上げている——これがINPEXの強さの背景です。「制約こそが技術を鍛えた」と考えると、実に日本らしい成長の物語だと感じます。

なお、エネルギー価格は世界情勢によって変動するため、業績も年によって上下します。ここでは投資の良し悪しには触れませんが、「価格に左右されにくい足腰の強い会社へ」と体質を変えつつある点は、覚えておいて損はないでしょう。

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INPEXの未来は水素・アンモニア?次世代エネルギーへの挑戦

「石油や天然ガスは、いつか枯渇してしまうのでは?」——そんな不安を抱く方もいるかもしれません。滝本さんによれば、現在の埋蔵量でおよそ14年分。その間に新たな資源を見つけ続けることで、供給をつないでいくといいます。

さらにINPEXは、その先を見据えた動きも始めています。それが、水素やアンモニアといった次世代エネルギーへの取り組みです。二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーとして期待される分野で、石油・天然ガスで培った技術を活かしながら開発を進めています。今あるエネルギーを安定して届けつつ、次の時代の準備も並行して進める——この二段構えの姿勢に、少し安心させられます。

エネルギーを“届ける”INPEXに対し、その電気を安全に送る送電インフラを足元で支えているのがセラミックス技術のNGK(日本ガイシ)です。

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まとめ|INPEXは日本のエネルギーを支える「縁の下の力持ち」

「INPEXは何してる?」という問いの答えを、あらためて整理します。

  • 石油・天然ガスを「見つけて・作って・届ける」日本最大級のエネルギー開発企業
  • 秋田・八橋油田では、住宅街の地下1,500mから国産の原油を採掘
  • 主力は天然ガス。新潟・直江津LNG基地で-162度の液体を受け入れ、1,500kmのパイプラインで東京まで届ける
  • 売上収益は約2兆円。水素・アンモニアなど次世代エネルギーにも挑戦

滝本さんの「INPEXは、エネルギーでがっちり!」という言葉どおり、私たちが何気なく使う電気やガスの裏側には、INPEXの壮大な仕事が隠れていました。次にあのCMを見たときは、「日本のエネルギーを足元から支える会社」として、迷わず答えられそうですね。

※ 本記事は、2026年7月26日放送(TBS系)の人気番組『がっちりマンデー‼』を参照しています。
※ INPEXの公式サイトはこちら

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